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『ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説』(ウルトラキュー ザ ムービー ほしのでんせつ)は、松竹、セガ・エンタープライゼス、東北新社、円谷映像により共同製作され、松竹系で1990年4月14日に封切りされた特撮映画。 == 概要 == 円谷プロダクションによる特撮テレビ番組『ウルトラQ』のリメイク版。制作は円谷映像。監督は『ウルトラ』シリーズや『帝都物語』を手掛けた実相寺昭雄。脚本は実相寺とも数多く『ウルトラ』シリーズを手掛けた佐々木守。 監督:実相寺、脚本:佐々木で、1982年にATGと円谷プロが共同で製作する予定だった劇場映画『ウルトラマン怪獣聖書』が元になっている〔『キャラクター大全 総天然色ウルトラQ下巻』(講談社)P. 110。〕。羽衣伝説や浦島太郎伝説を題材としている点は、佐々木が脚本を担当したテレビドラマ『三日月情話』と共通している。 本作は当初、監督:金子修介、脚本:伊藤和典と、後に平成『ガメラ』3部作を手掛ける2人を中心にじんのひろあきも加わって映画化が企画されていたが、実現には至らなかった(なお、本作には平成『ガメラ』3部作で特技監督を務めた樋口真嗣は絵コンテで参加している)〔「じんのひろあきインタビュー」『前略、押井守様。』野田真外編著、フットワーク出版、1998年、p127-p128。並びに、上島春彦「注目の作家たち 金子修介」『<日本製映画>の読み方 1980-1999』フィルムアート社、1999年、p70〕。内容は「ガラモン」「カネゴン」等の人気怪獣を登場させる3話の短編によるオムニバス形式といったものだったが、当時はウルトラシリーズ登場キャラクターの商品化権はバンダイが独占していたため、映画のスポンサーであるセガは映画に登場する怪獣の商品を販売することはできず、セガとしてはそのような状況で過去の怪獣を登場させるメリットが少なく、この脚本は採用されなかった。しかし映画の公開スケジュールは既に確定していたため、ウルトラファンに絶大な支持を得ていて、そしてすでにアイデア(NG企画『ウルトラマン怪獣聖書』)を持っていた実相寺昭雄に引き継がれることになった。 監督、脚本以外のスタッフもかつてのウルトラシリーズに参加していたスタッフが多数参加。本作の製作時(1989年から1990年)、特撮の世界にもすでにCGが導入されていた時期ではあったが、オープニングタイトルに使った以外は全て昔ながらのミニチュア・セットや着ぐるみ、光学合成、トリック撮影(吊り操演など)でまかなわれた。また、初期のウルトラシリーズに出演していた往年の俳優たちのカメオ出演的な配役や、故人ながらもウルトラシリーズの脚本家として知られた金城哲夫と『ウルトラQ』の一ノ谷博士(江川宇礼雄)が一ノ谷研究所の肖像として登場している。 公開第3週より『ウルトラQ 五郎とゴロー』『ウルトラQ 1/8計画』か、一部劇場ではアニメ映画の『機動警察パトレイバー the Movie』がカップリング上映されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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